[ テーマ: 転職・退職の基礎知識 ]
2009年11月30日11:34:00
税金
第4回目の今回は税金についてお話します
会社を辞めるときに
会社からその年に働いた分の源泉徴収票をもらいます。
普段、源泉徴収票は年末調整の後にもらいますが、退職するときは給料が支払われた月の分まで記入してもらいます。退職時に給料の清算が終わってない場合は、その月の給料の支払明細と一緒に送ってもらうなど、会社に確認をしておきましょう。
退職金をもらった場合
退職所得の受給に関する申告書を提出します。会社を通して所轄税務署長に提出することになっています。
退職所得の受給に関する申告書を提出すると、支払い時に税金が徴収されることになっているので、確定申告の必要がありません。
提出をしていない場合は、退職手当などに一律20%の税率がかかるので、確定申告によって精算をしましょう。
会社を辞めた後
次の就職先が決まっている場合、決まった場合
年末までに次の就職先が決まった場合、前の会社でもらった源泉徴収票を提出するとその会社で支払われた給与と合計して年末調整をしてもらえます。
給与で引かれている源泉所得税は、その給与が12ヶ月間支払われたものと仮定して算出してありますので、働いていない期間があったりした場合など税金を払いすぎている可能性があります。そういった場合は年末調整で還付してもらう事ができます。また、新しい会社でもらった源泉徴収票とあわせて自分で確定申告をすることも出来ます。
就職が決まっていない場合、勤める予定がない場合
前にも述べたように、源泉所得税は、その給与が12ヶ月間支払われたものとして、計算してありますので、年の途中で退職した場合には、税金を払いすぎている可能性があります。確定申告をすれば、払いすぎた税金は戻してもらう事ができます。確定申告は翌年の2月16日から3月15日までの間に、所轄の税務署で行ないます。国税局のホームページでも比較的簡単に申告書が作れますし、郵送での提出も可能です。
また、失業給付を受けた場合、こちらは所得に含まれないので、この分の申告は必要ありません。
不明な点は所轄の税務署か等事務所にご相談下さい。
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