退職・転職の基礎知識 -辞めるタイミングと失業保険-3-

[ テーマ: 雇用保険に関する事 ]

2009年10月26日14:54:00

第3回目の今回は期限のある雇用契約の退職の場合です。

 

矢印42 雇用契約満了の場合


雇用契約が定められている雇用形態で働いている場合に、自己都合でirasuto
退職したとしたら、給付制限はかかるのでしょうか?雇用契約期間が3年以内なら、給付制限はかかりません。
雇用契約期間が、3年以上で、自己都合で退職した場合には、給付制限がかかります。  

 

矢印39 派遣の場合で、自分の都合で契約を更新しなかったとき

 

正社員が離職した場合は、雇用主は10日間以内に手続をし、離職票を社員に渡さなければなりません。
しかし、派遣社員の場合は期間のある雇用契約という形態なため、契約と契約の間の期間と離職とを区別するために、雇用契約が終了したら派遣会社は次の派遣先を探す期間として1ヶ月間持つよう厚生労働省に指導されています。

 したがって離職票はその後の発行となり、雇用保険の申請も1ヶ月待ってからということになります。
そして、待機期間7日間プラス3ヶ月の給付制限がかかります。
派遣で、自己都合の場合、失業保険をもらうまでに、早くとも、4ヶ月と7日間かかるということになります。

 

 

矢印39 派遣の場合で、会社の都合で契約を更新しなかったとき


会社都合や正当な理由による離職と認められた場合は、すぐに離職票を発行され
給付制限もつきません。

派遣会社が離職票を発行しない場合などは、すぐにハローワークに相談しましょう。

 

 

※失業保険のの受給要件は細かく規定されて、それぞれの条件によって異なる場合があります。詳しくは、お近くのハローワークか当事務所へご相談下さい